【細胞を蘇らせる】
約10年前から、この笹の葉の持つ薬効を研究する人たちが出てきました。その中でその人達が笹の葉が持っている細胞賦活化作用についての研究をされているそうです。それによると、笹の葉は細胞を生き生きさせ、それによって新しく生まれる細胞の分化増殖に大いに役立っているとのことでした。
防腐効果の活用、漢方薬・民間療法への適用など、先人達は自然に得た生活の知恵として、役立てていました。しかし一部を除き、それはあくまで生活経験で得たものであって、きちんとした科学的な研究によるデータに、基づくものではありません。
クマ笹が切り傷などに聞くということは、昔からの言い伝えなどで知られています。特にアイヌの伝説の中には、狩人の矢で傷ついた熊がクマ笹の葉を噛んで傷口に当て、それで治療したというのが残っているくらいです。
しかし約二十年前には、「クマ笹の抽出分画」およびビタミンCの併用効果」と題する論文が発表されたそうです。それによると、創傷などにクマ笹の成分が非常に良く作用することが書かれています。