【竹と人間の染色体の関係について】

扇子 竹は私たちの生活の中に深く関わってきました。食物としてあるいは生活必需品として古代から私たちが生きていく上で切っても切れない関係ができあがってきました。

竹で作ったもので、新しい素材に変わったとしても、未だに竹の製品が珍重されているものをいくつか挙げてみましょう。

扇子と団扇はいまでも竹で作ったものにはかなわないようです。とくに扇子はプラスチックななどではだめですし、団扇も竹でなければ風情がありません。

籠やざるもそうです。プラスチックでできたものも相当に使われていますが、やはり竹で作ったものにはかないません。

竹は温度によって伸び縮みの差がないところから、

物差しや計算尺、算盤に用いられてきました。これもプラスチックではだめです。一番身近なもので“孫の手”や“耳掻き”があります。木製やその他の材質でできたものと違って、竹製のものは肌触りが一つ違います。

こうして見てみると、竹との間に不思議な共通点があるのです。前出の上田弘一郎さんが、こんな指摘をしています。

私たちには遺伝と深い関係がある染色体というものを持っています。人間の染色体は体細胞2nで、男女ともに主に46ですが、なかには47や48という人もいます。

ところで竹の染色体を調べてみると、なんと日本に産する竹のほとんどが2nで48なのです。植物と人間とを同じに論じることはできませんが、私たちが何の抵抗もなく竹や笹に親しんでいる理由の中に、ひょっとするとこの染色体が同じということがあるかも知れません。

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