【ビタミンⅡ】
ビタミンは三大要素のタンパク、脂質を摂取・活用する触媒として必須の成分ですが、体内では合成されないため、主として野菜、海草、果物などの食物から摂取しなければなりません。もちろん、動物性食品の中にも含まれています。
しかし、食品の加工、保存、精製、調理などの際、このビタミンが破壊されてしまうケースが増え、どうしても不足気味になってしまいます、(典型的な例としては、江戸時代に米を精米した結果、脚気やビタミンB欠乏症が増加)。そこで、医療品をもってその不足分を補う必要があるというわけです。
近年、食生活や医療、衛生環境などの進歩・向上によって、欧米先進国や日本では、大部分の国民の寿命が飛躍的に伸びました。しかし一方、主として食品の悪玉成分の作用のため、ガンや成人病が多発していることも事実です。特に日本では、食生活のデタラメぶり、いきすぎに嗜好食品化も加わり、過労死や突然死などを生み出す背景にもなっているのです。
こうしたことから、欧米を先駆け日本でも、健康食品、栄養補助食品、あるいは機能性食品として最初に注目されたのが、このビタミンでした。つまり、ビタミンが、発見された当初の欠乏症の治療ばかりか、ガン、成人病、老化などにも関連することが種々の研究で明らかになってきたということです。日本では、ドリンク剤ブームまで起きていることはご承知の通りです。