【クマ笹(熊笹)は大地の恵み】
熊(クマ)とクマ笹の関係
クマは約3ヶ月にもわたって冬眠をする動物です。しかし、クマが冬眠している穴からは糞は見つかりません。
それは、冬眠する前に松脂を食べて肛門をふさぐからです。
そしてクマは、ひと冬を穴で過ごすので、冬眠に入る前には生命維持のために高カロリー、高タンパクのものをお腹いっぱいに食べます。
しかし、高カロリー、高タンパクのものをお腹いっぱいに食べて 糞をしないでいると、さすがに腸の中は異常発酵し、血液はドロドロに汚れ、毒素がカラダ中に回ってしまいます。
それを防ぐためにクマは冬眠に入る前に、大量のクマ笹を食べるのです。
その理由として、クマ笹(熊笹)には血液を浄化する作用や、腸内で発生する悪臭物質を除去する作用があります。
そして、春になり冬眠から目覚め一番先に食べるのも雪の下に残ったクマ笹(熊笹)です。
クマは本能的に知っている
笹を食べることで体内の血液が浄化され腸内環境がよくなることをクマは本能的に知っているのです。
また、クマの冬眠の穴は野生動物特有の臭いを感じないと言います。
これもクマが冬眠前に大量に食べるクマ笹の消臭作用が働くためと考えらます。
自然の摂理や昔の人の智恵と共に動物の本能的なものは、実に素晴らしいものです。
クマ笹(熊笹)は、どんなに文明が発展しようとも、今一つ、昔の智恵や動物の本能的なものを見つめなおす、そんな時間も必要なのかもしれません。