【チシマザサの採取方法】
6月~10月のまだ真っ暗な夜中のうちに山に入り、明け方前から作業をはじめます。そして、午前10時には仕事を終えて、荷台をいっぱいにさせた4tトラックとともに帰ります。その4tのクマザサから採れるエキスはわずか15ℓです。
なぜ作業を明け方から午前10時までに行うかというと、夏場、日が昇ると笹の中が蒸すので、作業が長く続かないからです。採取地は国有林で、営林署から許可を受けて刈っています。
高さ3mほどの笹を、ほかの木々を傷つけることなく刈り取ります。それも、ナタで一本一本丁寧に行っています。
最初は、草刈り機を使ってみたりしましたが、まったくダメで、チェンソーもツタが絡まっているからムリでした。なので、丁寧に一本一本伐っていくしかありません。だから、ヤマゴの人たちはいつも大事そうに自分のナタを研いでいます。
そうやってクマザサエキスは丁寧につくられています。